ポーランド語




 ポーランド語は、インド・ヨーロッパ語族スラブ語派(西スラブ語群)に属し、スロヴァキア語、チェコ語に非常に近い。ロシア語とも同じグループである。しかし、同じスラブ語派でも、ロシア語がキリル文字で表記されるのに対し、ポーランド語はラテン文字で表記される。これは、ポーランドが早くからカトリックに帰依したためである。15世紀頃までは、教会の説教や年代記編纂などにはラテン語が用いられていた。ようやく16世紀に入って、ラテン文字を使ってポーランド語を表記する試みが広がった。そして、ラテン文字のアルファベットで表記できないポーランド語独特の発音を表記するため、追加的にいくつかの新しいアルファベットが生み出された。

「ポーランド関係書籍」: 語学の項参照